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震災時の帰宅について 改めて考えてみる

経理担当 篠原です。

もうすぐあの震災から1年が経とうとしています。

関東地方では、元旦早々地震がありました。地震は日時を選ばないということを改めて痛感させられます。
そこで今回は、ほんの少しだけですが地震関連のお話をさせていただきます。

さて、勤務先で震災に見舞われた際、一番気がかりなのは帰宅の手段だと思います。
昨年3月の地震の時、弊社周辺でも、勤務先や外出先から帰宅困難になられた方は数知れません。職場やホテル等で夜を明かした方も相当いらっしゃる筈です。
最近では、昨年の震災や9月に発生した台風の経験を踏まえ、職場や学校に留まる事を推奨する向きもあるようですが、公共交通機関を利用しないで帰宅する方法を知っていても損はありません。

勤務先と自宅の距離が10キロ以内なら、成人の多くは徒歩可能で、10キロを超えると、1キロ増すごとに1割ずつ脱落者が発生すると言われています。
そう考えると20キロ以上は、殆どの人は徒歩不可能ということになります。
東京の大手町から見て、20キロ圏内といえば、道なりに計測するならば、
直線距離で概ね15~16キロ位と考えられますので、具体的な地名を挙げれば、蒲田の先、二子玉川、西荻窪、西川口、松戸の手前、市川の先迄ということになり、残念ながらそれより先の方は、徒歩での帰宅は不可能ということになってしまいます。東京都から抜け出すことすら困難なのです。

話は変わりますが、私は歩くことが好きなので、試に勤務先から自宅まで歩いた事があるのです。しかも2回。震災の何年か前の話です。
勤務先から自宅までの距離は直線で14キロ弱、道なりに計測すると、何と19キロもありました。
1回目はルートが解らないこともあり、4時間もかかりましたが、2回目は3時間半にまで短縮できました。
そんな訳で昨年3月の震災の日は、何の迷いも無く徒歩帰宅を決行しました。
勤務先を18時頃に出発し、自宅へ到着したのが21時半過ぎでした。
途中停電の地域が何箇所もありましたが、その暗いこと暗いこと、足元の段差も見えない位です。時折通る自動車のライトだけが頼りです。何度も通っている筈の道も、方向感覚さえ失う程です。
ただ今回は震源も遠く、震度5程度の揺れだったため、構築物の倒壊は全く無く、予定通りのルートを難無く通過することが出来ましたが、直下型で震度7程度の場合は、絶対こうはいきません。

勤務先から自宅までのルートを設定する際、注意すべき点は、橋梁、トンネルでしょう。繁華街も避けるべきです。橋梁などは落下していなくても、規制されている可能性がありますし。本震後の余震で損傷する恐れもあります。繁華街では火災の心配もあります。
また今回実際に歩いてみて、懐中電灯は絶対必要だと痛感しました。職場である程度の本数を常備するべきかも知れませんし、LED式の小型長寿命タイプが増えましたので、常に携帯していても良いでしょう。

弊社では、建物の耐震診断や棚の補強など、ハード面では様々な対策を行ってきましたが、震災発生時の行動マニュアル等のソフト面は、残念ながら現在整備中と言ったところです。御社は如何でしょうか。

地震は忘れた頃にやってきます。あまり考えたくはありませんが、首都圏直下型も、4年以内の発生確率が70%に上昇したといいます。でも誰も正確には予測できません。明日来るかもしれませんし、30年経っても来ないかもしれません。
地震の事ばかり考えていると行動が著しく制限されてしまいます。ですが常に頭の片隅に置いておいたほうが良さそうです。


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